大東市市制60周年プレイベント「彫刻家浅野孟府と大東」講演会
彫刻家:浅野孟府と大東 //講演&展覧に感動//
次男の潜さんがインフルエンザのため、来られなくなり、代わりに潜さんと親交の深い稲村さんが孟府の作品や写真、デッサンを持参され、エピソードを紹介、
ジャーナリストの浅野詠子さんが浅野孟府の研究の成果を披露しました。
セザンヌの影響を受け、モジリアニが好きで、作品に未練を持たない、自伝も日記もない孟府の人柄や生き方を紹介。人形劇団を創設し、人形を創ったこと、陶芸をするために大東市野崎にアトリエを構えたこと、人間の生活の中に美を見出し、リアリティこそヒューマニズムとして人間を表現。
作品は排泄物と言ってはばからなかったため、その作品はほとんど残っていない。徴用されて映画と格闘し、海軍の開戦の映画でパールハーバーのセットを創った。戦後は困窮し、国際新聞のさし絵の仕事もしていた‥‥など、多彩な才能を発表してまさに、日本の美術運動の先駆けとして、前衛美術に生涯を燃焼させた人でした。
参加者のみなさんから、浅野孟府との出会いや家族との繋がりなどいろいろなエピソードを聞かせてもらいました。当日の作品では、公民館に寄贈された4点の作品も注目され、今後も大東市内の作品見学会などを企画しようと盛り上がって終了しました。
参加者の声
- これまであまり浅野孟府さんのすごさが知らされていなかったが、これを知る機会となった
- 浅野詠子さんのお話がわかりやすくて良かった
- たいへん広がりをもったお話でした。浅野孟府とその家族のひろがりがわかるよいお話でした。
- 浅野孟府の人となり、時代背景がわかりよかった
- 孟府さんに久方振りに会った感じ