天使の響きツィンクコンサート〜時代を超えて香る音色〜
7月4日(土)14時より、文化情報センターDIC21にて「天使の響きツィンクコンサート〜時代を超えて香る音色〜」が開催され、盛況離に終了いたしました。
ツィンクとは、ルネサンス時代「最も素晴らしい音色を持つ」と謳われた、人間の声によく似た音を持つ金管楽器で、ヨーロッパ教会の讃美歌とともに演奏されていました。ステンドグラスに描かれた天使たちが手にしている楽器は、このツィンクであることが多いそうですよ。
現代では、演奏者の数が世界的に見ても少なく、生で聴ける機会はとても稀で、そのせいか、実物を目に前にされた多くのお客さまが痛く感激されていらっしゃいました。
当日のプログラムは3部から成っており、ルネサンスからバロック?オリジナル曲?唱歌?現代曲まで、幅広いレパートリーで楽しませていただきました。
今回のコンサートに参加された方々は、本当に貴重な場面に居合わすことができたラッキーなお客さまなのかもしれません♪
後記
この楽器、もう少しだけ詳しくご説明しますと、我々がよく知っている、ヴァイオリンやピアノ、サックスといった楽器がまだ存在していなかった時代、またフルートやリコーダーも現在のように改良されていない時代に、演奏されていたものです。
生音では、野暮な感じすらする楽器ですが、教会などの音のよく響く場所で演奏すると、得も知れぬ不思議で神秘的な響きになり、その美しさが讃えられたといいます。
しかしその美しさは、現代の様々な楽器と比較した美しさではありません。現代の楽器は、綺麗に洗練され、大きくて安定した良い音が出るように改良され、発達しています。当時の人々は、簡単には演奏できない不便な楽器に、魂を込めて、創意工夫し、祈りと共に演奏していました。
今回のコンサートを通して、合理的で便利で、文明が発達した現代を当たり前に生きる私達に、つい忘れてしまいがちになっている精神をも蘇らせてくれた、そんなコンサートだったように思います。
ボランティアレポート
-
【活動内容】
・準備
・受付
・アンケート配布・回収
・司会
・片付け
【ご意見・ご感想】
本日はもちろんツインクという初めての楽器を目にしました。
人の声にとても近い音色ということでフルートなど高い音をイメージしていましたが、
低い音で最初は驚きました。
ただ、雨降りでしたので今日にぴったりのしっとりとした演奏会になりました。
(アクロスボランティア 山下 三香さん)
参加者の声
- 珍しいツィンクという楽器を見られ、音色も聞けて良かった。
- ツィンクの音は狭い室内には向かないと思います。音が大きすぎて耳ざわり
- 聞く人にわかりやすく説明して下さっているのはいいのですが、説明が長い。専門的なことを聞いてもわからないです。
- 最初からMCが長いせっかくの雰囲気が台無しだ。MCが多い!
- 初めて聴く楽器だった。 楽器を保つためのエアコンだと思うが寒すぎ。音が耳ざわり。
- カントリーロード、ジョンデンバーを想い出しなつかしかった。 良い曲です。アレンジの妙ですネ。 何となく湿った音を感じました。梅雨のせいと考えますがもう少しクリアーな音と思って。 (余談)篠原(のぶえ)のイメージと少し違っていた。 別次元と考えますが心にはいました。響かないのが残念。
- まさか吹かせていただけるとは思いませんでした。 楽しかったです。ありがとうございました。
- 最初の数曲は安定せず、どうなるかと思いました。 ツインクは尺八のようですね。
- 始めての楽器等で大変楽しかった。
- 昔話がよかった。 かわった楽器の音を楽しめた。 天候に左右されるといわれてた。 ひきにくそうだった。