「ここにおるんじゃけぇ」 上映会&講演会
「男女共同参画と人権について考えよう」という、両方のテーマに相応しい作品を上映しました。重度の障害を持ちながら懸命に生きるひとりの女性の生き様を追ったドキュメンタリー作品と監督の講演です。
主人公の千津子さんからは、生きる力強さと弱さを生々しく見せられ。単なる障害者問題でも、女性問題でもなく、“人間”としてどう生きるかを考えさせられました。
監督は障害者である千津子さんへの同情目線は一切なく、ただ、「人間として面白い、魅力的だ」という視点からどんどんのめり込まれていったとのこと。
障害者は○○だ、女性はこうあるべきだ、というステレオタイプな概念から離れて人とおつきあいしてみるということに是非チャレンジしてみたくなる、貴重な時間だったように思います。
人権や男女共同参画をテーマにすると、どうも固く捉えられがちなのですが、決して難しいことではなく、誰の心にもその“意識のタネ”を持っていると思います。今回のような事業に参加することで、そのタネに水をまき、少しずつでも育てる機会としてどんどん利用してもらえれば幸いです。
これからもみなさんが参加しやすい楽しくて、為になる内容でお届けして参ります!
参加者の声
- 生きる、生きていくという言葉を考えさせられた映画でした。
- うまれて1週間で波乱の人生を歩むことになった佐々木さん。障害にも負けず介護を受けながらも自分よりも若々しくいまを生きている佐々木さんの姿をみて自分のほうが元気をもらった気がする。
- 彼女の人としての強さ、可愛さ、そして人間としての本質をわれわれにメッセージを伝え、 改めて、生きることの意味を考えさせる映画でした。
- 重いハンディーを背負いながらも、積極的に社会とかかわって、いきている佐々木さんの 強さに心を打たれました、佐々木さんの強さは、自分自身と戦ってきた人間の強さだと思います。佐々木さんの生き方を通して、自分を見つめなおすよい機会になったと思います。