だいとう地域塾 野崎徳洲会病院三角公園観察会
「ここは何をしている所だろう??」通りかかった人が一度は疑問に思う、そんな空間が「野崎徳洲会病院三角公園」です。
「公園」と名がついているものの、ベンチや遊具はなく、植物を愛でるために整備された公園でもありません。「野性味あふれる実験的農地」という言葉がピッタリあてはまる場所です。「お金をかけずに手入れをする」「捨てるものはほとんどなし」を掲げる公園づくりが行われているのです。
この公園では植物は購入しません。公園を管理している皆さんが持ち寄った植物が中心です。道端で見かける草もあれば、バラや紫陽花といった季節の花も咲いています。レモンバームやミント、フェンネルなどのハーブ、クコや梅などの実のなる植物もあれば、かわいい鉢に植えられた盆栽もあります。
堆肥だって作ります。米のとぎ汁やバナナの皮入りの水を発酵させたもの。その発酵水を刈り取った植物に振り掛けて堆肥をつくります。なんとこの発酵水、虫除けにも有効とのこと。発酵しすぎて爆発!なんてこともあるそうで、配合はまだ実験途中だそうです。
三角公園には一般的には「雑草」と呼ばれる植物も多く存在します。今回の観察会では、キクイモやヒルガオ、アマチャなど食べられる野草もたくさん紹介していただきました。お話を聞かせてくださった鈴木さんの口からは次から次へ草花の話があふれ出てきます。
三角公園は誰でも出入りすることができます。
毎月第4土曜日に観察会も行われているそうです。誰でも参加できますので、野草や畑仕事に興味のある方はぜひ。
参加者の声
- 自然に育つ草花をたくさん食べられる物に している。草花を大切に利用している。
- 今後の私生活に役立つ事を沢山教えて いただきました。自然に育っている植物達の めぐみを利用して健康に役立てて行きたいと 思います。ありがとうございました。